2024年度米国シリコンバレー・スタンフォード大学近郊 乳幼児教育研修会の感想

海外研修

保育士 Mさん

Q1. 参加を決めた理由は何ですか?

A. スペシャルニーズについての理解を深め、子どもの個性を尊重し、可能性を引き出すアプローチについて学びたかったからです。
帰国後、スペシャルニーズのお子様との関わりの中で、先生から学んだことを実践すると、言葉で表現できなかったお子様が言葉で表現できるようになり、感動しました。

Q2. 1番印象に残っていることは何ですか?

A. この研修において1番感銘を受けたのはエリザベス・コズレスキ先生の講義です。

子どもたちへの支援の仕方をより具体的に、理論的に伺うことができました。
例えば、「自閉症」は人間の状態のひとつ、ということ。先生が自閉症のお子様とどのようにかかわっていたか(家庭で一緒に夕食をとって家族にアドバイスをしていた)など、日本との環境は違うが、どのようにアプローチができるのかは参考になりました。

先生であることの一番大きな贈り物は「さらに深く学べるということである」というコズレスキ先生の言葉は私の心に深く残っています。私はこの研修を得て、自分自身が成長するために深く学び続けることを大切にしていきたいと思いました。

Q3. 研修ご参加後、ご自身の業務に活かせる点や、保育に対する考え方等に変化した点があれば教えてください。

A. 私自身もかつて見聞した平和教育において、自閉症傾向のある子どもの発想力に感銘を受け、この子はみんなと行動を一緒にすることが苦手なだけで思考力・想像力が優れていると感じた経験がありました。講義内で聞いた研究結果をスタッフに共有し、特別支援が必要な子が周りに与える影響について、受け入れることから始めていきたいと感じました。

子どもたちをありのまま受け入れ、全ての子どもたちが優しい存在であるということ、信じ抜くことの大切さを改めて感じました。

Q4. 今後参加されるかたへメッセージをお願いします。

A. 海外研修で、スタンフォード大学の教授から具体的にアドバイスをいただけたことで、実践に活かすことができ、アプローチ次第で子どもの豊かな表現を引き出すことができることを実感できました。必ず実践に活かせる大きな学びを得られると思いますので、ぜひ挑戦していただけたらと思います。