ポピンズナーサリースクール目黒では、2025年より「とうきょう すくわくプログラム」(外部リンク)の取り組みを実施しています。
当ナーサリースクールでは、「色」「光」「音」をテーマに探究活動を行いました。
今回は、4・5歳児クラスで行った活動をご紹介します。
テーマについて
<テーマ>
「色」「光」「音」を軸にした探究活動
<背景>
色に触れる活動を多く行っていたことから、自然とお子様たちが色や光に興味を持っていました。
さらに音にも興味を持っているクラスもあるので、そちらも関連付けて探求していくことにしました。
人数:11人
時間:1時間程度
場所:5歳児室
準備物:カラーセロハン、色画用紙、図鑑、楽器等
活動の実践①
<探究活動を実践する①>
“色が混ざると色が変わる”ということは、絵の具や色水活動で経験していたため、今回は赤色眼鏡で様々なものを見てみることにしました。
<お子様の様子>
様々な色で描かれているイラストを赤色眼鏡で見てみると、「黄色とオレンジの魚が消えた」「青と紫の色は濃くなった」と気づいたことを発信する姿が見られましした。


<振り返りを踏まえた気づき>
お子様自身で色々試すことで、自分の体験から得た知識を皆に伝える姿が見られました。
色の混ざりだけでなく、色の重なりによる変化を学ぶ機会となりました。
これからも、1つの要素だけでなく、様々な手法・視点で探求していく活動を行っていきたいと思います。
活動の実践②
<探究活動を実践する②>
生活発表会の練習でハンドベルを使用していました。
お子様たちは音を色と結び付けて考えたり、音を一緒に鳴らしたり比べたりしながら『音に色はあるのか』という疑問を深めていきました。
<お子様の様子>
赤と青のハンドベルを一緒に鳴らすと、「これって紫の音?」と友だちに聞きました。
紫のハンドベルを持ったお子様が「わからない」と言っていたため、保育者が赤、青、紫のハンドベルを同時に鳴らすことを提案して試してみることに。
実践してみると、音が違うことに気が付くお子様たち。
「音の色は混ぜても変わらないのかも。」という発言もありましたが、他の色のハンドベルでも試してみていました。


<振り返りを踏まえた気づき>
「違う音」「いい音」「似ている音」といった言葉でやりとりする姿から、音の高さや響きの違いに気づき、自分なりに確かめようとしていたと感じました。
活動の中で、1つの答えに辿りつくことよりも「もっと試してみたい。」「他の音はどうだろう。」という探究心がどんどん広がっていったことが印象的です。
今後はハンドベルだけでなく、さまざまな楽器に触れながら音色の違いを感じ、自分なりに考えたり試したりする経験をさらに重ねていきたいです。一人ひとりの音の感じ方や表現の仕方を大切にしながら、お子様たちの気づきや会話を見守り、音や色への探求をさらに展開していきたいと思います。
活動の実践③
<探究活動を実践する③>
お子様たちがこれまで個別に楽しんでいた「音をならす」という経験を、「音と音が出会い、響き合う楽しさ」という共同的な体験へと深めていく発展させた探究活動を行いました。
<お子様の様子>
それぞれの楽器で練習したのち、全員で様々な楽器を使用して合奏をしてみるとより立体的な音になり、目を輝かせて音の重なりの心地良さを感じているようでした。
卒園式という場で発表を行い、観客の保護者の方の反応を感じることで「人に見られている」緊張感が「面白い!」「楽しい!」という自信に変わり、より積極的に演奏に参加するようになりました。


<振り返りを踏まえた気づき>
他者の音を聴き自分の音を合わせるということは、お子様たちにとってとても大変な共同作業です。
ただ、難しく大変なことだからこそ「一緒に作り上げる」楽しさは、クラスの一体感を高めたと思いました。
音の重なりの心地良さを感じたお子様たちは、自分たちから積極的に合奏練習をする姿が見られました。
CDや音声で聴くのではなく、自分たち自身で発する本物の音のすばらしさ、合奏の楽しさや一つのハーモニーになる美しさを感じることができた活動となったことを嬉しく思います。
今年度もお子様たちの知的好奇心を育む活動を実施してまいります!