中秋の名月を迎えた10月6日、
ポピンズナーサリースクール名東では
プロの音楽家の方をお招きしてお月見コンサートを行いました。
はじめは保育士からお月見のお話を聞きました。

そして、サクソフォン奏者の有村 純親(ありむら すみちか)さんの登場です。

初めて聴く本物のサクソフォンの音。
大きくて、軽やかな華やかな音色に
「わあ!」と驚きの声があがりますが、
次第にみんな音楽にひきこまれ、
静かに耳を傾けはじめます。
最初の一曲が終わると、大きな拍手。
0歳児・1歳児クラスの小さなお子様たちも、
手や足でリズムをとったり、
音楽の雰囲気にあわせて、
にこにこしたり難しい顔になったり、
全身を使って音楽を楽しんでいます。
今回は、有村さんの他、音楽活動を通じて
社会貢献活動に取り組んでいる蒲池惠子さん、
宮﨑小百合さんも来てくださいました。
コンサートは約45分間。
演奏してくださった曲は
・ヴィードフ作曲:サクソフォビア
・サン=サーンス作曲:白鳥
・ベートーヴェン作曲:エリーゼのために
・となりのトトロ
・小さな世界
アンコール曲として
・モンティ作曲:チャルダーシュ
の6曲と、盛り沢山の内容でした!

蒲池さんのピアノソロは『エリーゼのために』。
心地よい優しい音色に
スノードロップ組(0歳児)さんの中には、
うとうとお昼寝する子も。
有村さんは3種類のサクソフォンの違いをわかりやすく教えてくださったり、
iPadで「次の曲はどんな動物をイメージしているかな?」と
動物の写真を見せながらクイズをしたりと、
お子様たちが楽しめるようなプログラムを間に挟みながら、
蒲池さんや宮﨑さんと共に、いろいろな曲を演奏してくださいました。

最後の曲、『小さな世界』では、
「みんなでサクソフォンパーティをしよう!」ということで、
事前に各年齢に合わせて作っておいた手作りのサクソフォンを持ち、
みんな立ち上がって演奏のまねっこをしながら音楽を楽しみました。


演奏が終わった後は、
お子様たちからお礼の歌のプレゼント!
みんな、心をこめて『ありがとうの花』を歌いました。

歌の後には、ネックレスとサンキューボードも贈りました!



コンサートの後は、
有村さん、蒲池さん、宮﨑さんが
ブルーベル・マーガレット組の部屋に訪れ、
一緒に給食を食べてくださいました。
ブルーベル・マーガレット組のみんなは嬉しくて、
食べるのも忘れて話しかけ、
「楽しかった!」「かっこよかった!」「感動した!」と
コンサートの感想を一生懸命伝えたりと、おおはしゃぎでした。


クラシック音楽というと敷居が高いような気がしますが、
曲名は知らなくても実際に曲を耳にすると
「聴いたことがある」と思うことが
よくあるのではないでしょうか。
その懐かしい曲の調べは心を豊かにしてくれる宝物です。
ポピンズナーサリースクール名東では、
これからもお子様たちが、音楽を身近に感じ、
親しめるような機会を作っていきたいと思います。
【お月見コンサート出演者紹介】
有村純親さん…東京藝術大学、及び同大学院を卒業後、パリ国立高等音楽院を最優秀の成績で卒業、さまざまなコンクールで素晴らしい成績をおさめ、現在はQuatourB(クワチュールベー)、サキソフォックス、サクサコールのメンバーとして、またソロでの演奏活動を行い、その他、多くの音楽大学などで後進の指導に携わる。
蒲池惠子さん…高校で教鞭をとりながら、福岡を拠点に”音楽で広がった輪”で音楽活動を展開しながら社会貢献に取り組む活動を行う「Eオケ」を主催。その他、地域事業の一環として「久留米第九を歌う会」でドイツ語歌唱指導を行ったり、全国でピアニストとしてロビーコンサート等に出演している。
宮﨑小百合さん…蒲池さんと共に音楽集団「Eオケ」の活動を行いながら、久留米市立久留米商業高等学校で吹奏楽部の顧問として指導にあたる。有村さんにサクソフォンを師事。