こんにちは、ポピンズナーサリースクール三鷹下連雀です。
5歳児クラスの、栽培活動の様子を紹介します。
<栽培活動の目的>
🌱水やりや世話を通して生命を育む経験をする。
🌱植物が育つために必要な自然環境や、自然の面白さに気付く。
🌱食の大切さを知り、食べ物への感謝の気持ちを感じる。
5月の下旬に、トマト・パプリカの苗をプランターに植えました。
苗は少し成長しているものの、風が吹くと茎がユラユラしてしまい
少し弱々しい印象でだったので、皆、とても丁寧に優しく植え付けをしていました。


植えてから2週間が経ち、
「なんか大きくなってる!」「葉っぱが増えてるよ!」と大はしゃぎ。
テラスに出て初めてスケッチをしました。
最初は、「え~、ちょっと難しいよぉ」と自信がなさそうでしたが、
「見た通りではなくても大丈夫だよと」伝え、見ながら自由に描いてみました。
観察画は、収穫まで定期的に描きました。
回を重ねるごとに、細かい部分までよく見て描く力がつきました。


6月下旬になる頃には、弱々しかった茎も太くなり、
ぐんぐん伸びて葉の数も増えました。
葉っぱの風通しを良くするため、葉の剪定を行いました。
切っていい葉が決まっているので、
葉の根元をよく見て、真剣な表情で選定作業に取り組みました!


7月になり実りの時期に向けて、追肥を行いました。
バナナの皮にはカリウムが沢山含まれているので、
給食で使用したバナナの皮を給食の先生からわけてもらい、
肥料づくりをしました。
縦に割くのは簡単だけど、横にちぎるのは固くて難しいことを発見しました!

トマト・パプリカが実をつけはじめ、7月下旬についに赤くなり収穫しました。


収穫したトマト・パプリカで何を作りたいかみんなで話し合い、
ピザを作ることになりました。
袋にトマトを入れ、モミモミして鍋に移して
トマトソースを作りました。
ニンニクとオリーブオイルで炒めると
「おいしそうなにおいがする!!」と
目を輝かせていました。


餃子の皮に、トマトソース、パプリカ、ベーコン、チーズを
好きなようにトッピングし給食室で焼いてもらい、
おやつの時間に食べました。
日頃、トマトやパプリカが苦手なお子様も、
この日は「少しだけ」といって食べることができました!!


9月になり、完全に実らなくなったので、
トマト・パプリカの苗とお別れ会をしました。
「がんばったね」「ありがとう」と言いながら、
丁寧に苗を土から外して短くハサミで切ってくれました。


お別れ会をした後に、
「先生、また、なにか育てたい」と言ってくれたので、
秋植のじゃがいもに挑戦することになりました。

秋のテラスは、春夏に比べると日の当たる時間が短いため、
成長が少し遅いような・・・。
お子様たちは、芽の成長を喜んで観察しているのですが、
先生は上手く育つかドキドキしています。