こんにちは、
ポピンズナーサリースクール千駄木です。
今回は、お子様の興味・関心を広げる
「とうきょうすくわくプログラム」での
探究活動のご紹介をいたします!
マーガレット(4歳児)クラスでは、
「一人ひとりが思う色への気づきを探求する」を
今年度のテーマとして取り組んできました。
≪テーマを決めた背景≫
園生活の中で
自分と違う考えの友達がいることを
少しずつ理解しながら、
お互いを認めあう姿が
見られている4歳児クラス。
初回の活動で図鑑を用いながら
「本物の色」を伝え合う中で、
一人ひとりが思い描く色の
違いに気づくことができました。
そこで、さらに一人ひとりの
色への気づきを探求していくなかで、
色に関する様々な捉え方について関心を深めていきたいと考え、
テーマを設定しました。
【5月】制作遊び「梅雨の紫陽花」
5月の制作活動のテーマは
季節の花「紫陽花」。
どんな色の紫陽花があるのか
知ってもらうことをねらいに、
事前に図鑑や絵本を用意しました。
紫陽花を本の中から探す際に、お子様から
「紫陽花って何色なの?」
という質問がありましたが、
「お子様自身が本から見つける」という過程を
大切にするため保育者は様子を見守っていました。



そして本の中から
紫陽花を見つけることができ、
再び紫陽花は何色があったのか尋ねると
「赤、ピンク、紫、青、緑、白」など
様々な色の紫陽花を見つけての返事がございました。
今回の活動を通して
「自分が知っている色だけがある」という考えから、
「他にもあるかもしれない」と
柔軟な考えに切り替えて
制作遊びを楽しむことができました。
【8月】オリジナルクレヨン作り
新しいクレヨンに切り替える際に
古くなったクレヨンを
破棄するのではなく、
再利用をして、お子様達自身で
お絵描きを楽しもうと取り入れた活動です。


オリジナルクレヨンを作る際には
お子様自身で小さくなったクレヨンを配列して型にはめ、
世界で一つだけのクレヨン作りを楽しみました🎵
出来上がったクレヨンでのお絵描きでは
「色々試したいの」
「白を入れると削れるんだ」など、
マーブル状になっているクレヨンならではの
色の変化を楽しんでいたお子様達。
お友達とも交換をして
様々なクレヨンを使うことで
それぞれの色を楽しむことができていましたよ。
【9月】机上遊び(お絵描き)


今年度の夏は、見つけてきた
ヤモリやカタツムリを虫かごに入れて
数日間観察したお子様達。
その中でお絵描きが大好きなお子様達は
「描くの」と言って
自主的に描写を楽しんでいました。
そのお絵描きの中で
「水色は優しい色」
「紫は怖い色」
などお子様自身が色に対して感じていることを
保育者に教えてくれました。
お子様一人ひとりが感じる
色への印象や使い分け方に興味を持ったので、
今後の活動に取り入れていくことで
お子様同士がお互いの色への気づきの違いを
知っていけるように活動を取り入れていきたいと感じました。
【12月】サークルタイム



サークルタイムで
「春の色、夏の色」には
どんな色があるのかを尋ね、
園にある絵本を振り分けてみたり
意見を出し合ったりしていきました。
お子様一人ひとりが
様々な意見を出してくれることで
お友達が何を想像したのかなどを理解する
良い機会となりました。
また季節を連想できる色のクーピーで
お絵描きをするなど、
お友達の選んだ色を目で見て知ることで
よりお友達の考えに触れることができたと思います。
他にも「嬉しい色・悲しい色」と
感じる色をみんなで見せ合ったり、
公園で色探しをしたりと
お互いに感じる色について
知る機会を設けていくことができました。
今後も相手の意見や考えを
受け止める気持ちを持ち、
様々な物事への興味を広げながら
色への探求心を深めていけるように
お手伝いしていきたいです!
また今後も制作遊びなどを通して
「怒っている色・泣いている色」など、
他の感情をイメージしたときに
どのような色が思い浮かぶか、
さらにお子様たちの考えを汲み取っていきたいと思います。