8月下旬に、5歳児クラスで手洗いにまつわる実験をしました！
「手洗いで本当にバイ菌がいなくなってるの？」
「バイ菌って目に見えないからわからない！」
という疑問を追究するため、「細菌培養実験」という難しい実験にチャレンジ✨
スタッフが事前にコンソメと寒天で手作りした培地を使って、
研究者のように細菌を培養してみました。
自由研究のようでわくわくしているお子様たちと一緒に、
いざ実験スタートです！
まず始めに、自分専用の実験ノートにそれぞれバイ菌の見た目を予想してみました。
黒色や紫色、とげとげした形など絵本で見たことのあるバイ菌を想像してみたり、
実はちょっとかわいい色をしているのでは？という発想をしてみたり、それぞれ描いてみました。
次に、2人ペアで4種類の培地を作りました。
①汚れた手で触る
②泡をのせてすぐに水で流した手で触る
③泡でこすってしっかり洗った手で触る
④床や椅子などいろんなところをこすった綿棒でトントンする
一見手を洗っているように見えるけど、
泡を手にのせたらすぐに水で流してしまう、というお子様も多いです。
そのため、しっかり洗っている手と比較するために、
➁の培地を実験に加えてみました。
コンソメの匂いがする寒天培地に触れながら、
「お腹が空きそう」
「プニプニしてて楽しい！」
「これでバイ菌が見えるの？」
と様々な声が飛び交います🎵
さて、準備完了です！
翌日から3日間、朝の会の前に観察時間を作りました。
観察という日課ができ、責任感たっぷり。
他のクラスのお子様や先生に、
「特別な実験をやってるんだ！」
「あー、いつもの観察ね！行かなきゃ！」
と得意気に教えているお子様たちです。
その3日間の実験経過がこちらです。
以下の結果写真には少し驚かれると思います…！
お気をつけてご覧ください。
1日目
↑左から①②③の写真です。
↑左から①②③の写真です。
↑どちらも④の写真です。
2日目
↑左から①②③の写真です。
↑左から①②③の写真です。
↑どちらも④の写真です。
3日目
↑左から①②③の写真です。
↑左から①②③の写真です。
↑どちらも④の写真です。
➀汚れた手で触る ➁泡をのせてすぐに流した手で触る
の2種類の培地では、バイ菌が同じくらいたくさん確認できました。
そして手洗いをすると、バイ菌はゼロにはならないけれど、
かなり少なくなっていることもわかりました✨
毎日増えていくバイ菌に、お子様たちもびっくり😲
「バイ菌って黒かと思ったら白いのが多いんだね」
「うえー！手にはこんなにいっぱいバイ菌がいるんだ」
「（下のクラスの子たちにも）教えてあげたい！」
と口々に思いを伝えてくれました。
実験ノートに自分の観察写真を貼り付けてまとめ、
大満足な実験になりました👑
声をかけないと雑になっていた手洗いも、
この実験を通し自然と丁寧に洗うことができるようになりました✨
年長児として他のクラスのお子様に声をかけるなど、
とても良い影響が出ています。
これから徐々に季節の変わり目に入り、風邪などが流行し始める時期がやってきます。
丁寧な手洗いが長く続くよう、日々の見守りや声かけを続けていこうと思います！